SASには「ライブラリ参照」という考えがあります。以下の例をご覧ください。
libname MYLIB "C:\TEST"; |
フォルダパス「C:\TEST」の中を、「MYLIB」という名前で参照できるようにしています。
この参照の事を「ライブラリ参照」といいます。
構文
LIBNAME 適当な参照名 "フォルダのパス"; |
このライブラリ参照「MYLIB」にデータセットを保存するには、以下のように書きます。
data MYLIB.OUT1; ~ 適当なデータステップ ~; run; |
MYLIB(つまりC:\TESTの中)にOUT1というデータセット名で保存しています。
保存したデータセットを以下のような感じで参照できます。
* 例1 ; data DT2; set MYLIB.OUT1; run; |
* 例2 ; proc print data=MYLIB.OUT1; run; |
参照名を省略した場合、たとえば以下のような場合、、
data DT1; A=1; run; |
内部で以下のように置き換えて実行されます。
data WORK.DT1; A=1; run; |
ライブラリ参照「WORK」は、SASが勝手につくるライブラリです。
WORKはSAS終了時に削除されます。
なので、一時ファイルを格納する場所になります。
ただし、この補足で説明した挙動は、「USER」という特殊なライブラリを定義すると変わってしまうので注意。
(あまり使われない&知られていない機能なので説明は割愛します)
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