HTMLやRTFなどのODS出力時に、インラインフォーマットを使って文字の書式設定等が出来ます。
(本機能はSGPLOT・GTLでは、ほとんど動作しません)
インラインフォーマット (一部)
📝
以下の要素によっては、インラインフォーマットの挙動が異なったり、動作しないケースがあるので、リファレンスを確認したり動作確認するなどした方が良いです。
設定内容 | 指定 | 備考 |
上付き文字にする | {SUPER 文字} | |
下付き文字にする | {SUB 文字} | |
文字のスタイル設定(書式)をかえる | {STYLE [スタイル設定]文字} | S={スタイル設定}文字 という書き方もある。 (S=は大文字じゃなきゃダメ) |
Unicode記号の表示 | {UNICODE unicode値} | |
ノーブレークスペースを挿入 | {NBSPACE} | |
改行 | {NEWLINE 改行数} | |
ページ番号を表示 (現ページ of 総ページ) | {PAGEOF} | RTF, TAGSETS.RTF で利用可 TITLE・FOOTNOTEステートメント内で使用 ODS RTF で BODYTITLEオプションが設定されていると正しく動作しない |
現在のページ番号を表示 | {THISPAGE} | RTF, TAGSETS.RTF, PRINTER で利用可 TITLE・FOOTNOTEステートメント内で使用 ODS RTF で BODYTITLEオプションが設定されていると正しく動作しない |
最終ページ番号を表示 | {LASTPAGE} | RTF, TAGSETS.RTF で利用可 TITLE・FOOTNOTEステートメント内で使用 ODS RTF で BODYTITLEオプションが設定されていると正しく動作しない |
📝
以下の要素によっては、インラインフォーマットの挙動が異なったり、動作しないケースがあるので、リファレンスを確認したり動作確認するなどした方が良いです。
- 出力先の種類(HTMLやRTFなど)
- インラインフォーマットの種類
- エスケープ文字の設定方法
(*ESC*){ インラインフォーマット }
|
前に (*ESC*) を入れると、インラインフォーマットとして解釈させることが出来る。
(「ESC」は大文字で記述する)
構文2
(*ESC*) の代わりとなるエスケープ文字を設定することができます。
📝注意
ODS ESCAPECHAR = 'エスケープ文字 ';
エスケープ文字{ インラインフォーマット } |
(*ESC*) の代わりとなるエスケープ文字を設定することができます。
- エスケープ文字を「/」とかありきたりなのにすると、例えば「2016/03/15」のような文字に含まれてる「/」もエスケープ文字として解釈しちゃうので注意(結構ありがち)
- RTF出力時に「\」(円マーク、バックスラッシュ)をエスケープ文字にしない方が良いようです(RTFで特別な意味を持つ記号のため)
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