まず以下のプログラムを見てみましょう。
*** サンプルデータ作成 ; data DT1; input A B C; cards; 1 1 2 1 2 4 2 1 1 2 2 5 ; *** Fisherの正確検定 ; proc freq data=DT1 noprint; tables A*B / exact ; weight C / zeros; output out=OUT1 exact ; run; ログ WARNING: セルの75% (表 : A * B)において、期待度数が5より小さくなっています。カイ2乗検定は妥当な検定でないと思われます。 |
カイ2乗検定で「期待度数が5未満のセル」の比率が20%より大きい場合に上記のようなログが出ます。
カイ2乗検定を行う場合、状態を把握するためにも、このログは出力させておいたほうが良いと思います。
しかし今回の例では、はじめからFISHERの正確検定だけをやりたいのに、自動でカイ2乗検定の結果も出るため、このWARNINGは今回は見ないため、なくしたい。
そんな時にNOWARNオプションでこのログを制御できます。
*** Fisherの正確検定 ; proc freq data=DT1 noprint ; tables A*B / exact nowarn ; weight C / zeros; output out=OUT1 exact ; run; |
またカイ2乗検定を出すときに「WARN=OUTPUT」と記述すると、、
*** カイ2乗検定 ; proc freq data=DT1 noprint ; tables A*B / chisq warn=output ; weight C ; output out=OUT1 chisq ; run ; |
「期待度数が5未満のセル」の比率が20%より大きいかどうかのフラグ変数を出力データセットに作成してくれます。
(SAS環境によって異なりますが「カイ2乗値のWarning」みたいなラベルでフラグ変数が作成されます)
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