知ってるという人も多いと思うけど、SQLでも一部のデータセットオプションを使うことができる。
便利だけど、あまり使われてない気がします。
ということで、SQLでデータセットオプションを使うメリットを紹介します。
サンプルデータ作成
data DT1; retain A1 - A5 1; run; データセットDT1 A1 A2 A3 A4 A5 1 1 1 1 1 |
SQLでデータセットオプションを使う
問題①データDT1をもとにDT2を作成。ただし変数A3はB3にrename。
結果データセットDT2 A1 A2 B3 A4 A5 1 1 1 1 1 *** 通常のSQL文 ; proc sql; create table DT2 as select A1, A2, A3 as B3, A4, A5 from DT1 ; quit; *** データセットオプションを使う場合 ; proc sql; create table DT2 as select * from DT1 (rename=(A3=B3)) ; quit; |
問題②データDT1をもとにDT3を作成し、変数A1~A3を格納。
結果データセットDT3 A1 A2 A3 1 1 1 *** 通常のSQL文 ; proc sql; create table DT3 as select A1, A2, A3 from DT1 ; quit; *** データセットオプションを使う場合 ; proc sql; create table DT3 as select * from DT1 (keep=A1-A3) ; quit; |
このように、通常「select *」が使えない場合でも、SASのデータセットオプションを組み合わせることで使えるようになる。
今回はほんの一例で、他にも色々スッキリした文を書ける場合があります。
データセットオプションは「create table」や「from句」で使用することが出来る。
SASとSQLのいいとこ取りです!
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