2017年1月27日金曜日

【SAS入門】データセットを保存する。





ライブラリ参照



SASには「ライブラリ参照」という考えがあります。以下の例をご覧ください。

 libname  MYLIB "C:\TEST";

フォルダパス「C:\TEST」の中を、「MYLIB」という名前で参照できるようにしています。
この参照の事を「ライブラリ参照」といいます。



構文
LIBNAME  適当な参照名  "フォルダのパス";




データセットの保存


このライブラリ参照「MYLIB」にデータセットを保存するには、以下のように書きます。

data MYLIB.OUT1;
   ~ 適当なデータステップ ~;
run;

MYLIB(つまりC:\TESTの中)にOUT1というデータセット名で保存しています。





保存したデータセットの参照


保存したデータセットを以下のような感じで参照できます。

* 例1 ;
data DT2;
   set MYLIB.OUT1;
run;


* 例2 ;
proc print data=MYLIB.OUT1;
run;




補足


参照名を省略した場合、たとえば以下のような場合、、

data DT1;
   A=1;
run;


内部で以下のように置き換えて実行されます。

data WORK.DT1;
   A=1;
run;


ライブラリ参照「WORK」は、SASが勝手につくるライブラリです。
WORKはSAS終了時に削除されます。

なので、一時ファイルを格納する場所になります。


ただし、この補足で説明した挙動は、「USER」という特殊なライブラリを定義すると変わってしまうので注意。
(あまり使われない&知られていない機能なので説明は割愛します)



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