※「ODS LAYOUT」は「ODS HTML」「ODS PRINTER(PDF等)」「ODS PowerPoint」での出力のみサポートされてるのでご注意を。
まずは以下記事をご覧ください。
ODS LAYOUT GRIDDED入門
今回は上の記事の「ADVANCE=オプション」を詳しく解説したいと思います。
通常は「ODS REGION」を指定して、次の領域に出力を移動させますが、
「ADVANCE=オプション」で、「次の領域に出力を移動させるルール」を新たに設定できます。
「ADVANCE=」の設定値
設定値 | 内容 |
---|---|
bygroup | BYグループごとに領域を移動 |
explicit | 「ODS REGION」が指定されない限り領域を移動しない(デフォルト) |
proc | プロシジャごとに領域を移動 |
table | 表ごとに領域を移動 |
output | 出力ごとに領域を移動 |
(「table」と「output」の違いがよく分からない・・テストしてみたけど同じじゃないの?)
例1
ods layout gridded columns=2 column_widths=(3in 3in) advance=bygroup; ods region; proc sgplot data=sashelp.cars; scatter x=msrp y=enginesize; by make; run; ods layout end; |
「ADVANCE=BYGROUP」として、BY値ごとにグラフを格子状に配置させています。
例2
ods layout gridded columns=2 column_widths=(3in 3in) advance=table; ods region; proc univariate data=sashelp.class; var height; run; ods layout end; |
「ADVANCE=TABLE」として、プロシジャから出力される表をそれぞれ格子状に配置させています。
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