プログラムをちょっと工夫して、実行時間を少しでも短縮しようっていうシリーズ記事です。
まずは「FULLSTIMERシステムオプション」について。
このオプションを指定すると、データステップやプロシジャを実行した時の処理時間やメモリなどの詳細なパフォーマンスがログに表示されるようになります。
以下は「SAS OnDemand for Academics」での実行結果です。
options fullstimer;
proc means data=sashelp.class; var height; run;
ログ
NOTE: データセットSASHELP.CLASSから19オブザベーションを読み込みました。
NOTE: PROCEDURE MEANS処理(合計処理時間):
処理時間 0.02 秒
ユーザーCPU時間 0.02 秒
システムCPU時間 0.00 秒
メモリ 8707.03k
OSメモリ 36040.00k
タイムスタンプ 2018/08/27 午後12:25:17
ステップ数 26 スイッチ数 0
ページフォルト回数 0
ページリクレーム回数 1973
ページスワップ回数 0
自発的コンテキストスイッチ回数 14
非自発的コンテキストスイッチ回数 0
ブロック入力操作回数 0
ブロック出力操作回数 8
|
うるさいくらい表示されますね。(ていうかSAS OnDemandだとFULLSTIMERがデフォルト設定になってます)
ただ、Windows環境で実行すると表示されるのは8つくらいなので、そんなに多くはないです。
「NOFULLSTIMER」でオフにできます。
options nofullstimer;
|
プログラムの書き方によってどのくらいパフォーマンスが変わるんだろうって調べる事があるんで、結構使うオプションです。
0 件のコメント:
コメントを投稿