PROC REPORTでRTF出力する際に、セル毎の細かい罫線(色・太さ・線種)を設定する方法を紹介します。
まず罫線の設定を表すスタイル属性は以下の3つです。
設定内容 | 指定 | 指定できる値 |
罫線の色 | BorderxxColor = | black, white …など |
罫線の幅 (太さ) | BorderxxWidth = | 1pt, 2pt …など |
罫線の線種 | BorderxxStyle = | dashed, dotted, double, hidden, solid …など |
・xx部分にはセルのどの位置の罫線を設定するか指定
「Right」「Left」「Top」「Bottom」が入る
工程1
まずは以下の記事で紹介している方法でざっくりとレポート全体の罫線の引き方を変更します。
(PROC TEMPLATEで全体の罫線やフォントをあらかじめ設定しといてもOK)
工程2
次に個別に細かい罫線を引いていきます。
たとえば、変数NAME の右に縦罫線を入れたいとします。
以下の記事も参考に罫線を入れてみます
REPORTプロシジャ入門8:書式の設定【STYLE=】
例② 特定の行に罫線を引く
以下の記事を参考に「AGE > 13」の行だけセルの下に罫線を引いてみます。
REPORTプロシジャ入門9:特定セルの書式設定【CALL DEFINE】
ods rtf file='出力するRTFファイルのフルパスを指定'; proc report data=sashelp.class nowd style(report)=[rules=groups frame=hsides] style(header)=[background=white]; define name / display style(header column)={BorderRightColor=black BorderRightStyle=double BorderRightWidth=1pt}; define sex / display; define age / display; run; ods rtf close; |
以下の記事を参考に「AGE > 13」の行だけセルの下に罫線を引いてみます。
REPORTプロシジャ入門9:特定セルの書式設定【CALL DEFINE】
(例で使用しているCOMPUTEステートメントは、高頻度でうまく設定できないケースを見かけるので、上記記事と上記記事内にリンクしている記事も要確認)
以下をご覧ください。
上のレポートで、ヘッダーが2段になっている「Height and Weight」の下に罫線を引きたいとします。
以下記事を参考に罫線を入れてみます。
ODS出力時に文字の書式設定をする【インラインフォーマット】
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