以下をご覧ください。
ODS OUTPUT を使って、プロシジャの結果をデータセットに出力しています。
「ODS OUTPUT」については以下記事で紹介済です。
ここから本題で、
「データセットに出力したいだけで、結果ビューアにプロシジャの結果が出るの邪魔くさい!」っていう時ありますよね。
そんな時は「ODS SELECTステートメント」
ODS出力先(HTML, LISTING, RTF等)に対して、プロシジャ等の結果を送らないように出来ます。
(少し独特な挙動なので、以降の解説も見ていただいて理解して使った方がよいです)
ods select none;
ods output Moments=OUT1; proc univariate data=SASHELP.CLASS; var AGE; run; ods select all; |
解説
ODS SELECT NONE:
ODS出力先に対して、出力オブジェクト(プロシジャ等の結果)を送らないようにします。
ODS SELECT ALL:
ODS出力先に対して、出力オブジェクト(プロシジャ等の結果)を送る設定をSASのデフォルトの状態に戻します。
「ODS SELECT NONE」を実行すると、
通常「ODS SELECTステートメント」または「ODS EXCLUDEステートメント(説明省略)」で設定を変更しない限り、ODS出力先にプロシジャ等の結果を送ることは出来ません。
ただし「ODS OUTPUT」だけは例外で、上の例のように「ODS SELECT NONE」の直後でもプロシジャの結果等をデータセットに出力することが出来ます。
ちなみに、ちょっと前に以下の記事で「ODS RESULTS」を紹介しました。
「ODS RESULTS」で結果ウインドウへの表示を抑制する
「ODS SELECT」と「ODS RESULTS」は似たような事が出来るので混同しがちですが、機能としては全然別物なのでご注意を。
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