SAS9.4から追加された 「ODS POWERPOINT」 について、ざっくりまとめました。
ODS POWERPOINT LAYOUT=スライドの種類 FILE="出力ファイルのフルパス" OPTIONS( オプション ); ~ プロシジャ等による出力処理を記述 ~ ODS POWERPOINT CLOSE; |
スライドの種類
・TitleSlide : タイトルのみ
・TitleAndContent : タイトルとコンテンツ
・TwoContent : コンテンツを横に2つ並べる
同じSAS9.4でも、メンテナンスリリースのタイミングで追加されたオプションもあるので、以下の例が正しく動作するかは各環境でご確認下さい。
*** スライド1枚目 ;
ods powerpoint layout = TitleSlide
file = "各自の出力するファイルのフルパスを指定" options( backgroundimage="linear-gradient(90deg, white, skyblue)" ); proc odstext ; p "適当にスライドを作ってみる" / style=presentationtitle; p "by SAS忘備録" / style=presentationtitle2; run; *** スライド2枚目 ; ods powerpoint layout = TitleAndContent; title "集計"; proc means data=SASHELP.CLASS n mean std min max; var HEIGHT WEIGHT; class SEX; run; *** スライド3枚目 ; ods powerpoint layout = TitleAndContent; title "散布図"; proc sgplot data=SASHELP.CLASS; scatter x=HEIGHT y=WEIGHT / group=SEX; run; ods powerpoint close; 出力結果 |
スライド中のテキストは、SAS9.4から追加されたODSTEXTプロシジャというもので出力します。
なかなか面白いプロシジャですが、詳細は割愛。。
今回はSASのマニュアルのほか、以下SASユーザー総会2015で発表された資料を参考にさせていただきました。
「ODS POWERPOINTの活用:SASからMicrosoft Powerpointへのエクスポート」
https://www.sas.com/content/dam/SAS/ja_jp/doc/event/sas-user-groups/usergroups2015-d-04.pdf
最新の機能(ODSTEXT・ODSLIST・DOCUMENTプロシジャ)なども合わせて紹介されていて、私の大好きな発表です。
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