2015年4月15日水曜日

VARINITCHKオプションで、「変数○○は初期化されていません」をWARNINGやERRORにする。

前回の続き。

SAS9.4から、VARINITCHKというオプションが追加されたので、使ってみました。


以下のプログラムを実行すると、、
data DT1;
   length A 8.;
run;

ログ



変数○○は初期化されていません」というログメッセージが、上記のようにNOTEとして出力されます。

ここで、「VARINITCHK=WARN」を指定すると、、
options varinitchk=warn;

data DT1;
   length A 8.;
run;

ログ






初期化メッセージがWARNINGとして出るようになりました。

また「VARINITCHK=ERROR」と指定すると、
options varinitchk=error;

data DT1;
   length A 8.;
run;

ログ







ERRORになり、データステップが中止されるようになります。

設定を最初の状態に戻すには、「VARINITCHK=NOTE」を指定します。
options varinitchk=note;


また、初期化メッセージ自体をログから消すこともできますが、それはしない方がいいので紹介はしないでおきます。
(前回記事で解説した通り、初期化メッセージがプログラムのミスを見つけるのに役立つ事があるので)


会社や人によっては、初期化メッセージをWARNINGやERRORと同じくらいのメッセージとして扱いたいという場合があるので、そういう時にはこのオプションが使えそうです。



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