SASユーザーがSQLプロシジャを使うメリットは、データステップ等では面倒なグループ化処理や複雑なデータ結合が出来るところだと思います。
ということで、数回に渡って基本を紹介したいと思います。まずは「SELECT」から。
data DT1; A=1; B=10; output; A=2; B=20; output; run;
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1. SQLプロシジャの基本形。
proc sql ; SQL文 ; quit ; |
2. 変数を選択して結果ビューアに出力する。[SELECT, FROM]
proc sql ; select A, B from DT1 ; quit ; 結果ビューア
解説 ・SQL文の中のセミコロン(;)は最後に1つ入れるだけでOK。 ・SELECTには出力する変数を列挙。 ・FROMには対象のデータセット名を指定。 |
3. 全変数を選択して結果ビューアに出力する。[SELECT *]
proc sql ; select * from DT1; quit ; 結果ビューア
解説 ・アスタリスク(*)で全変数という意味になる。 |
4. 新しい変数を作成する。[SELECT ● as △]
proc sql; select A as V1 , A+B as V2 , 123 as V3 from DT1; quit; 結果ビューア
解説 ・「変数や式または定数 as 新規変数名」で新しい変数を作れる。 |
おまけ
PROC SQLでの変数ラベルの挙動
1.変数を選択【SELECT】
2.レコードを並べ替える【ORDER BY】
3.レコードを抽出する【WHERE】
4.グループ毎に集計する【GROUP BY】
5.集計後にレコードを抽出する【HAVING】
6.データセットを作成する【CREATE TABLE】
7.レコードを追加する【INSERT】
8.レコードを削除する【DELETE】
5.集計後にレコードを抽出する【HAVING】
6.データセットを作成する【CREATE TABLE】
7.レコードを追加する【INSERT】
8.レコードを削除する【DELETE】
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